【開催報告】「2023年 第47回 冬季文化講演会・同志社サロン(忘年会)」
2023年12月9日(土)、「2023年 第47回 冬季文化講演会・同志社サロン(忘年会)」を、魚津駅前の「海風亭」(魚津市釈迦堂)において開催しました。
魚津市では初めてとなる同志社サロンの開催となりましたが、県内各地から支部会員25名が参加しました。
松井克仁幹事長(1992年 文学部卒)の司会進行により開会、河合常晴支部長(1988年 商学部卒)より開会挨拶があり、11月のホームカミングデーに合わせて開催された全国支部長会議において議題となった2025年の同志社創立150周年に向けた動向やALL DOSHISHA 募金の状況等について報告があり、150周年に向け支部としても取り組んでいきたいと述べられました。
続いて、魅せ方戦略コンサルタントのMANNER DESIGN 栗岡かおりさん(2009年 政策学部卒)による冬季文化講演会を開催。栗岡さんとは中学から大学まで同級生で友人という北川悠介副幹事長(2009年 経済学部卒)より、明るく活発だったという中高生の頃の様子やプロフィールの紹介に続き、「人生を変える!『振る舞い力』」と題して講演いただきました。
栗岡さんは、1年半前に起業、一人一人の魅力や強みを最大限引き出す「魅せ方」を引き出す「見せ方戦略コンサルタント」として、民間企業や官公庁向けの研修やコンサルティングを行っており、今回の講演では起業のきっかけや振る舞い力に関するライフハックをご紹介いただきました。
栗岡さんは、大学卒業後に地元の自治体に新卒で採用され、順風満帆に公務員としてキャリアを積んでこられましたが、結婚・育休を経て配属された市民の窓口担当となった時に挫折を経験。どん底の状況で、初めて自分で立ち止まり自分の将来や、自分は何をしたいのか、仕事のやり方を一から考え直し、自分の目の前の人に笑顔になってもらいたいと気づいたとのこと。そこから、表情や言葉選び、服装や化粧などふるまいを見直して実践。ある日、応対した市民のお客様から名前を尋ねられて、「今度からあなたにお願いしますね」と声をかけられたエピソードを紹介された際には思わず感極まる場面も。振る舞いを変えたことで、どん底の状態から180度近く変わることもでき、その後希望していた部署にも配属され、前向きになることができ、この経験を他の人にも伝えたいと公務員を退職して起業されたとのことでした。
また、ちょっとした違いで差が付く表情づくりとして、目元の印象をよくするライフハックが紹介され、参加者みんなで実践。目の下の膨らみの涙袋が相手に安心感を与えると説明がされました。
最後に、つまらないこと「そんなことか」とばかにするようなことほど、実際にできている人は少ないと説明がされ、講演は終了しました。
冬季文化講演会に続いて、支部忘年会を開催。今回の開催地である魚津市を代表して、大愛高義さん(1978年 経済学部卒)より挨拶・乾杯の発声をいただきました。大愛さんからは、城下町であることや人口当たりの飲食店数が全国2位であることなど魚津市について紹介いただいたほか、大学生時代の思い出として、選択した体育の授業の先生がラグビー部の岡仁詩監督で徐々にラグビー部が強くなっていった時期だったこと、野球の同立戦をよく観に行っていて田尾安志選手が活躍するなど、当時はスポーツが強かったと当時のお話しをいただきました。
しばしの歓談の後、初参加会員の下山和也会員(1987年 商部卒)より自己紹介をいただきました。下山会員は、関西の金融機関での勤務を経て10年前に富山に戻られ、県内産のコメを使用した米粉メーカーを経営されており、最近では副知事が視察に訪れたほかコンビニや食品会社の大手企業と取引きできるところまできたとのことでした。
また、海外転勤により来春富山を離れることとなる上村哲央幹事(2008年 文学部卒)・上村華子幹事(2010年 法学部卒)の夫妻からもご挨拶いただきました。
あっという間に閉会の時間となり、河合支部長より閉会挨拶、翠田章男顧問(1977年 商学部卒)の一本締めの後、同志社大学應援團OBの坂本洋さん(2008年 工学部卒)のリードによるカレッジソング斉唱、同志社チアーに加え、今回講師を務めた栗岡さん、海外へ旅立つ上村夫妻の3名にエールが贈られ、散会となりました。
(文責 副幹事長 西尾裕也(2003年 文学部卒))